野矢茂樹「哲学の謎」講談社現代新書
今日は決算日だったが、締め切り時刻になっても計算書を提出しない人が2人いたので作業がおくれる。おかげで10:40からの会議に遅れてしまった(笑)。
正午頃に今日の仕事は終わったので、三瓶文化会館に電話して、岩崎宏美のチケット購入。大手のイベンター(デュークとかローソンとか)を通しておらず、会館の直売りである。会場の収容人員は750人と小さい。しかも端の方ではあるが最前列がとれた。好きな歌手は数多いが、その最初のきっかけとなった岩崎宏美を30年後にまさか三瓶で観るようになるとはねえ。
12時半退勤。PCDEPOTで、1ヶ月くらい前から頼まれていたカードリーダや光学マウスを購入。
帰宅後、読書。最近は哲学から離れていたので、基礎からやり直し。
1 意識/実在/他者。生物が絶滅しても夕焼けは赤いか?
2 ある老人が若い頃の夢を見ている時にそのまま死んでしまった。その時、老人自身はもはや老人ではない。
3 記憶と過去。「この世界は今から5分前に創造された」という仮説に反駁することはできない。
4 時間の中断と時間の流れ。「時が流れる」という表現には意味がない。
5 永遠のいま。「いま」とはいつのことなのか?
6 私的体験。色の知覚。私が見ているこの色と君が見ているこの色が同じ色だとなぜ言い切れる?
7 規範の問題。ロビンソン・クルーソーは「罪」を犯すことができるか?
8 言語の意味の問題。広辞苑による「犬」の説明=「よく人になれ、嗅覚と聴覚が発達し、狩猟用・番用・軍用・警察用・労役用・愛玩用として広く飼養される家畜」。しかしこの記述を「犬」の意味を知らない子どもがよんでも理解はできない。
その他、「行為と意志」「自由」等もテーマとして挙がっていたが、省略。私が特に関心を抱くのは1〜5と8。8だけは異質だが、1〜5までは、前にも書いたが、結局のところ「私の」死の問題である。私は長い夢を見ているのかもしれない。目覚めたら3才の幼児なのか、それとも八十の老人なのか。
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