さまよえる蒼い弾丸
「今日の出来事」は会社のWebの方に書いているので、こっちには書く気がしない。が、ちょっとだけ繰り返し。
今日はブリズベン市内の公園の中にある砂浜つきのプールでお客さんたちが遊んでいた。ちなみにここは一応冬である。
とはいっても彼らは元気なのできっと風邪はひかないし、熱も出さないだろう。
29歳(1998)の9月半ば、会社が通常営業ではなくイベントを開催していた日のことである。土砂降りをまともに食らったまま、
ろくに体を拭きもせず、Tシャツと短パンにロングガウン1枚だけ羽織り、赤いタオルを首にかけ、猪木の入場シーンの真似をして遊んでいたら
(←分別ある大人のやることではないな)、翌日、高熱がでた。
38.5度~40度をいったりきたり。寝汗でアンダーシャツがびしょびしょになるので、洗濯だけして、布団に倒れこむ。
また汗をかくので洗濯して、また布団に倒れこむ。これを3回繰り返したあたりで電話がかかってきた。U君からである。
「大丈夫かー、今からいってやるわー。」さらにNさんからもかかってきた。「大丈夫?
何か欲しいもんない?」「シャツを…。」「うん、
わかった」。
しばらくしてU君とNさんが立て続けにやってきた。U君は、何も食べていなかった私のためにささっと料理を作ってくれ、
Nさんは替えのシャツをどっさり買ってきてくれた。あの時ほど他人に感謝したことはない。
ちなみに未だにNさんにシャツ代を払っていないような気がする。
あの年の私は、ノイローゼでも軽症うつでも自律神経失調でも何でもよいが、とにかく自分が生きてること自体がうっとうしかった。しかし、
この時に彼らが助けてくれたのでもうちょっと生きていようと思ったものである。
この年の暮れには、同様に他人に感謝するような出来事がもう一つあったが、それは今日は書くまい。
このつらかった1年を忘れてはいけないと思った私は、この年の会社の「忘年会」を意図的にサボり、一人で旅に出た。行き先は出雲・松江・
鳥取。(ちなみに2003年のウチの会社の慰安旅行で出雲・松江に行ったのは、この時に行ってみていい感じだったからである。
つまり5年前にすでに1回下見に行ってたわけだ。)これらの都市を結ぶのは国道9号線であるが、その9号線を、
高速道路並みの速度で走っていると、サイレンの音がする。あわてて減速して辺りを見回すが、どこにもパトカーの姿はない。
ようやく気づいたが、車内で流していたB'zの「さまよえる蒼い弾丸」の中のSEをサイレンと聞き間違えていたのだった。…ということを、
今日iPodで久々にこの曲を聴いて思い出した。
…って、ここまで書いてはみたものの、なんか引っかかることがあるような気がするが、まぁ、置いとこ。
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