でももう花はいらない -鈴木康博コンサート感想-
秋のイベントその8 鈴木康博アコースティックコンサート at Monk 19:05~21:10
いやー、よかった。これはよかった。(ジュリーコンサートから中一日かよっ!) という読者の皆さんのツッコミはさておき、よかった。観客22名ってもったいないぞぉ。 誰か連れて行けばよかった。オフコースファンなら、探せばいたような気がする。しかし、自分が松山で22本の指(?) に入るコアなオフコースファンであることは確認できた。
今回のライブは、セルフカバーアルバム「forward」を元に、オフコース時代の曲を中心に構成されていた。 去年のABCも非常によかったが、彼らはオフコースではボーカルチームではなかったし、小田はソロになってからのヒットが多すぎる。 その意味ではオフコースらしさを感じるには鈴木康博が一番だと思った。
彼も57歳である。ルックスの変化は、今年の夏、BSでフォークの番組にでてたのを見て、(あー、年とったなー) とは思っていたので、そう衝撃はなかった。声も、若いころのような高音は出ないが、ジュリーのように歌声が破綻していることはない。 「恋人よそのままで」のラスト、「♪あなたはまだ美しい」の「美しい」のところは、かつては上がっていってたのだが、下げて歌っていた。 年相応にアレンジしなおすのは見事だと思う。
MCでは、オフコース脱退関係の話も話してくれたし、再結成に関しても自分の考えを言ってくれたが、ここには書かない。秘密である。
小田に関して、彼がギターをやめてキーボードに移ったことについて、「キーボードを途中で始めて、あれだけうまくなるんだから、
彼はすごい」 とか、「CMで彼の声を聴くとやっぱりひきつけられる」とか、評価する言葉はあっても、悪く言う言葉はひとつもなかった。
小田は小田で、 「ヤスのギターには勝てない」とかつて言っていた。彼らは互いに尊敬しあっているのだと思いたい。
ほぼ完全にアコギ一本のアコースティックライブだったが、一部カラオケも入れていた。また、ギター弾きながらハーモニカとか、
ギター弾きながら口笛とか、とにかく同時に2つのことができるのはすごいと思う。
12&13はソロアルバム「ダレか胃薬クレ。」の曲だったが、とりわけ13の
「アイデンティティーって何?」はなかなか興味深かった。これも歌詞を入手したら紹介しよう。
14は名曲。つい口ずさんでしまう。これでいったんラスト。
アンコール。15は、ある意味「また逢う日まで」的な歌詞の、ライブ終わりにふさわしい名曲。
アンコール2。16は、ファーストアルバムから「でももう花はいらない」… うわー。あたった!
…というのは…。
話は今日の昼過ぎにさかのぼる。Tさんに尋ねられた
Tさん:「(ジュリー、)太ってた?」
私:「はい。ダメですね。」
Tさん:「不摂生やな。」
私:「そうでしょうねぇ。で、今日は、オフコースの小田じゃない方なんですよ、Monkで。」
ジュリーとは異なり、鈴木康博の知名度は低い。ので、「小田じゃない方」という言い方をしてみるのだが、それでも通じない時は通じない。
実際、NOAHマニアのOさんは言った。
Oさん:「○○○○(←超有名バンド)だって、
○○(←ボーカル)以外のメンバーの名前なんか知らないもんなー。」
若干不満な私:「でもオフコースは、
もともと小田と鈴木のツインボーカルですよ」
しかしTさんはOさんとは違う。
Tさん:「鈴木康博?」
名前がすぐ出てきたことに驚く私:「そうそう」
Tさん:「『でももう花はいらない』とか?」
(渋い曲知ってるなー)と驚く私:「そうです、そうです。」
さすが、Fさんの対極をいくTさんである。今日のラストの曲を予言するとは。
ちなみに3Fの会議の時、私の左がTさんで右がFさんである。たまーにTさんは、議論の途中で、
テレビやアニメや芸能ネタを比喩として話をするので、あとでFさんに説明するのが面倒ではある。
ちなみに彼の結婚披露パーティーはMonkで行われた。
終演後、即CD販売&握手会。私の前の男性は筋金入りのファンで、色紙は持ってきてるし、
「鈴木康博デビュー35周年記念プレミアムBOX yass box」も持ってきてるし、
携帯で記念撮影もしてた。私もカメラ持っていっとけばよかったなー。で、「forward」を買って、「武道館(1982/6)の時は、
中1だったので、まさかこんな日が来るとは思ってませんでした。去年は松尾さんたちもここに来たんですよ。
でもオフコースは再結成してほしいようなしてほしくないような複雑な気持ちです。」と話しつつ、サインしてもらって握手してもらって、
店を出た。
「うそとほんと」内のオフコース関係の記事
ABCを観に行こう。 (2004/9/24)
オフコース漬け (2004/11/23)
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こんにちわ~
わたしも行きましたよ!!!
実は・・・初めて聴く曲ばかりだったんですが、惹きこまれちゃいました。
心にしみるフレーズが多く、もっとたくさん生で聴きたい!と思いました。
温かな優しい時間を過ごせてとても楽しかったです。
投稿: うさこ | 2005/11/20 17:12
たまたま、誰か松山のライブについて書いてないかなぁと探してたら、ここに出くわしました。Yassさんを追いかけて、早28年たったので、確かに筋金入りのファンかも知れません。
生のYassさんを見たのは、1980年の高1の時の高松でのコンサート以来です。1982年の武道館は、葉書を出しましたが、当たりませんでした。松山市民会館の分は、友達全員が当たらなかったので、見たことのない人に譲りました。今考えれば惜しいことをしました。
yass Boxは、せっかくここまで(私は松山人ではありません。東予のものです。)来たのだから、思い切って買ったものです。
その中に、ソロ第2弾の「Hello Again」のシングルカットである「So Long」のPVも入ってましたが、ロケ地が松山と内子というのを初めて知りました。
最後に、長くなりましたが、当日の曲目の訂正を。
1.ランナウェイ(松山を飛び出しバージョン)
2.恋を抱きしめよう
3.君におくる歌
4.素敵なあなた
5.愛のゆくえ
6.潮の香り
7.青春
8.雨よ激しく
9.失恋のすすめ
10.恋人よそのままで
11.ロンド
12.明日の風に吹かれて
13.Believe In Our Smile
14.Keep On Running
15.アイデンティティーって何?
16.1億の夜を越えて
アンコール1
17.潮風の中で
18.いくつもの星の下で
アンコール2
19.でももう花はいらない
です。
投稿: 筋金入りのファン | 2005/11/21 22:43
コメントありがとうございます。私は本文にもあるとおり、82年当時中1で、5人オフコースは後追いの人間ですので、うさこさんと筋金入りのファンさんの間くらいだと思います。「初めて聴く曲ばかり」でも「心にしみるフレーズが多く」というのは全くその通りだと思います。>うさこさん。
曲名がいい加減なところを完璧にフォローしてくださってありがとうございました。>筋金入りのファンさん
お二人とも、またいつか鈴木さんのライブでお会いしましょう(^_^)/~
投稿: SY | 2005/11/21 23:29
私も行ってましたー鈴木さんの真ん前に座っておりました。多分上のうさこさんは私と一緒に行った人かも^^;。「でももう花はいらない」が聴きたくて聴きたくてライブに行きました。学生時代、ギターで何度も練習した曲ですし。なかなか歌ってくれないのでやきもきしましたが、アンコールの最後にやってくれて、しかもお客さんの中にも歌っている方がいて、好きなのは自分だけじゃないんだと感動しました!私がオフコースに興味もったのは中2だった1987年です。昔のアルバムを少しずつ聴いていきました。中でも中野サンプラザでのライブアルバム「秋ゆく街で」は、ちょうど弟が生まれた日時(1974年10月26日の夜?)に収録されていて、そのことを鈴木さんに申しましたら、「ほう、そうなんですか!」と言っておられました^^;。弟は仕事で来れなかったのですが、サインも握手もしていただいて最高の夜でした^^。また鈴木さんに松山来てほしいですよね!
投稿: こうじ | 2005/11/22 22:59