岩崎宏美ライブの感想
秋のイベントその6。岩崎宏美ライブ。
9日15:20自宅発。松山IC→坂出IC→ユープラザうたづ着は17時。駐車場が狭いと聞いていたが、
さすがに開演の2時間前に着いたら停めることができた。
会場のユープラザうたづは、正式名称を 「香川県立坂出・宇多津圏域健康生きがい中核施設」
という。よくわかんない。同じ通り沿い、歩いて5分のところに、宮脇書店宇多津店があり、
そのすぐそばにローソン宇多津八番丁店がある。どこかで見たような風景だ。
立ち読みを終えて、6時20分に会場入り。集まっているのはどう見ても私より年上の人ばかりだ。
18時半。開場。ホールに入って席を確認。固定席624席の小さなホールなので最後列でもあまり気にはならない。そして開演を待つ。
19時。開演時刻だが始まらない。ちなみに、今回のライブは、アコースティックなので、楽器は、ピアノとギターとウッドベースだけ。
ドラムやエレキベースやコーラスはいない。
19時10分ころ。岩崎宏美登場。うわ、衣装が上下とも黒い。喪服にしかみえない。1曲目の「ロマンス」
後のMCで、さっそく本田美奈子.の死に言及。2&3の初期のシングル2曲、4&5の去年の曲、6&7のカバー曲、と、
私の好きな曲が並んでいる。が、5の「手紙」の途中で、感極まって数小節だけ泣き声になる。
その他、前半のMCでの発言。
「すいません。開演が遅くなったのはメイクしてたんです。最近、皆さんが知ってる顔になるまでに、時間がかかるんです。
(笑)」
「30年もやってますとお客様もそれなりのお年になられて…(笑)。この中で30代の方ってどれくらいいらっしゃいますか?
」…気合入れて最後列から拍手する私を含めても、まばらな拍手。うーん、10人いたかなぁ。
前半ラストは一五一会(一五一会って何?という人はここ参照。 )を使っての2曲。意外にも彼女は楽器ができないそうだ。 がんばって演奏しながら歌うが、ただでもスローな 「すみれ色の涙」が、 彼女が弦を押さえるペースにあわせるので、ますますスローになっていった。 客席は皆、学芸会での子供の発表を見ている心境だったに違いない。
後半は赤いドレスに着替えて登場。10~13は知らない曲ばかりであった。が、「友達の詩」 の歌詞はなかなか深いものがあり心に響いたので、アルバムが出たら(2006/2/22)そのうち書くかも。 13の水谷良重は、 役者としては知ってても歌手としては知らない。ので、あれこれ調べてみたが、結局曲名がわからなかった。その調べてる過程で、水谷良重が 「ザ・ベストテン」に出たことがある(1978/2/9)というのを発見して驚く。
14の前のMCで、しゃべってる途中で、また涙する。しかしがんばって涙を断ち切って歌う。
「同じ空の下で」はやっぱりよい歌である。
…が、次の「ただ・愛のためにだけ」は……。
この歌のときだけカラオケでパーカッションがガンガン流れていた。アコースティックライブなのに、それはどうかなぁ。
16。今回も「この歌聴かないと帰れないという方も多いでしょうから」と言いながら、「聖母たちのララバイ」を歌い始める。
そしてイントロが終わりワンコーラス目が始まってまもなく。
「さあ眠りなさい~…」
「……歌詞を忘れました。ほんとに。ごめんなさい。」
いったん演奏中止して、舞台袖にさがる岩崎宏美。10秒もしないうちに戻ってきたが、そりゃもう、びっくりさ。ほかの曲を忘れるならともかく、
この曲はたくさんたくさんある曲の中でたぶん一番よく歌ってる歌だろう。…でもまあ、忘れる時はそんなものかもしれない。
客は当たり前のように聴いているが、考えてみれば、2時間で18曲の歌詞を覚えているというのはすごいことである。
アンコール。「思秋期」は今日もやっぱりよい。マイクなしで歌った
「月見草」では、何とはなしに寂しい気持ちにさせられた。
終演後、CD売り場で、ライブCDを買い、握手会に参加。直前に並んでいた人がガチャガチャしゃべるのがわずらわしかったが、
自分の番が来たので、ちゃんと顔を見て握手。「美奈子さんの分も頑張って下さい」
なんてことが言える雰囲気ではない。代わりに口をついて出てきた言葉は、
「ディナーショーも行きます。」
あ、しまった。言ってしまった。
21時半に会場発。松山IC着が23時10分。(昼食もカレーだったのに、)ココイチで遅い夕食を摂り、0時10分帰宅。
とにかく、こんなバッドコンディションな中、四国くんだりまで来てくれただけでありがたいことである。さぁ、 ディナーショーどうしよう?
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はじめまして。きんたろうと申します。
僕も、初めて岩崎さんのコンサートを夜目と一緒に見に行き、感動した者です。
やっぱり、歌謡界一の歌姫どおり、とっても歌がお上手ですね。
ただ、「学芸会での子供の発表」のようなギターとデビュー当時から全然上達しないステップには笑ってしまいました。
本田さんの悲しい出来事もあり、あまり明るい雰囲気ではありませんでしたが、歌唱力でカバー。。。
また、「聖母たちのララバイ」では歌詞を忘れたのは僕もびっくり。。。勝手な推測ですが、多分、
「さあ眠りなさい~」と歌った時、その後の「疲れきった体をな投げ出して・・・」で本田さんの事が脳裏に浮かんで頭が真っ白になったのではないでしょうか。。。再度の歌いだしは、「魂の入った」ララバイとなり、もう二度と聞く事のできないほど、感動的なものでした。。。
>さぁ、ディナーショーどうしよう?
その日、翌日・・・も夜目との会話は岩崎さんの話ばかり・・・っということで、グランフォーレでのクリスマスのディナーショー(夜の部:S席)は本日チケット予約しました。まだ、席は残ってるようです。いかがですか?
投稿: きんたろう | 2005/11/11 22:11
コメントありがとうございます。そうですね。ステップは確かに。6月に行った三瓶文化会館のライブでは、「シンデレラハネムーン」も歌ってましたが、あのステップも、あれはあれで彼女の味ということで。
「学芸会の子供の発表」というのも、けっしてけなしているのではなくて、観客が固唾を飲んでまるで母親のように見守っていたという意味ですし、「聖母たちのララバイ」でいったん引っ込んでからでてきた時の私たち観客のひときわ大きい拍手も、彼女への「頑張って」という気持ちが強く表れていたような気がしました。
グランフォーレは行きそうです。いつのどの席かは決めてませんが。また感動させてもらいましょう。
投稿: SY | 2005/11/12 00:00