松竹大歌舞伎
松竹大歌舞伎 愛媛県民文化会館メインホール 3000人 (満員)
- 17:30~17:43 松本幸四郎 挨拶
- 17:43~18:15 歌舞伎噺
- 18:15~18:35 休憩
- 18:35~19:45 勧進帳
前から4列目。非常によく見える。
1。緞帳が上がる前に、スーツ姿で幸四郎登場。古い松山弁で挨拶した後、 この巡業をやるようになったきっかけとなった出来事や、松山ということで子規や虚子にちなんで歌舞伎役者と俳句の関係や、 勧進帳がどういう芝居かなどについて語る。
幸四郎:「明日はすぐ丸亀へ向かいますので、道後温泉にゆっくりつかる間もございません。せめてまじめな方たちが作られたジュースくらいは飲んでいこうかと…。」
観客:(笑)
各地でその土地土地にあわせた話をするのは難しいと思うが、それにしても話がうまい。
2。吉原の風景の書割をバックに、NHKで放送したらよさそうな、歌舞伎の基本的な講座。
出雲阿国や名古屋山三郎に扮した役者が登場。
進行役の役者さんが彼らにインタビューしたり、あるいは歌舞伎の歴史(女歌舞伎→若衆歌舞伎→野郎歌舞伎)を説明したり、
江戸と大坂京都の違い(荒事と和事)を実際にせりふや所作で示すとか。最後には、舞台に客を2人上げ、実際に簡単な演技をしてもらったり。
伝統芸能ではあるが、地方巡業ともなると、いろんな工夫を凝らすのだなあと思った。
4。18:36。いよいよ始まったが、まだ音楽のみで役者は舞台に上がってこない。 左後方のババアどもがべちゃべちゃしゃべるのがうるさい。3分後にはおさまった。
終盤の弁慶の延年の舞いでは、その酒の飲みっぷりに笑いが生じ、最後の飛び六法ではその迫力に圧倒された。
場面設定があまりに有名なので、おおかた理解は出来たが、やっぱりもう少し古典を勉強しておくべきだと思った。
終演後、染五郎とともに舞台に戻ってきた幸四郎。
幸四郎:「歌舞伎には本当はカーテンコールはないのですが、 皆様からたくさん拍手を頂戴しましたので、戻ってきました。」
客:(笑・拍手)
幸四郎:(息も絶え絶えに)「愛媛市と愛媛県の皆さんのご多幸をお祈りいたします。」
…残念。松山市です。
おもしろかったので、帰ってから他にないか探したら、
十八代目中村勘三郎襲名披露 (9月20日内子座)
があったが、平日の内子座(650人収容)ってどうなんだろう?
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