無我ワールドプロレスリング今治大会・第4試合と第5試合
続き。
第4試合 後藤達俊VS 青柳政司
おぉ、青柳だぁ。青柳を見たのは、2004/10/16のアイテムえひめ以来である。
試合前に青柳がマイクを持ち、対戦相手の後藤に言う。
青柳:「後藤、オレとオマエは同級生だ。今年は合わせて100歳になる。記念試合として、今日は60分3本勝負でやろう。」
後藤:「やかましいっ!!!」
→即、場外乱闘へ。
第3試合までの間、後藤は控え室ではなく、私の席の真後ろのグッズ売り場にずっと座っていた。私がバシバシ写真を撮っていたのも視界に入ったことだろう。
そのせいでもなかろうが、私の席のすぐ目の前で乱闘をやってくれた。おかげでよい写真が撮れた。
その後も、基本的なヒールとしての役割をきちんと果たす後藤達俊。
チョーク(=喉絞め)攻撃。
「やってないよ」
その後、後藤がバックドロップの体勢に入っただけで盛り上がる客たち。
さすが、馳を三途の川の手前まで追いやった後藤のバックドロップの認知度は高い。
結局、そのバックドロップを繰り出した後、フォール勝ち。
さすが、職人、後藤達俊。
あれ?職人といえば、ヒロ斎藤はなぜいないんだろう?
第5試合。 藤波辰爾&西村 修VS吉江 豊&グラン浜田
青柳は3年ぶりだったが、藤波の試合となると、さあ、もう15年ぶりくらい?かもしれない。
- 入場テーマ曲とか、
- 田中リングアナの発する「ふじなみ、たつみー」の抑揚とか、
- 地方巡業なのに、大試合の猪木やルー・テーズやリック・フレアーが着るようなロングガウンとか、
その辺りで満足。
試合そのものは、60分3本勝負。
1本目(15分59秒)は、西村が15分間くらい捕まって、吉江のボディプレスで負け、
2本目(2分10秒)は、西村が、グラウンドコブラという、無我を象徴するような技で、2分そこそこですぐに取り返し、
3本目(3分48秒)は、またも西村が先発したので、(おいおいそれはかわいそうやろ。 そろそろ、藤波、出ぇよ)的な観客の空気を作ったうえで、すぐに藤波に代わり、藤波は相手の2人に立て続けにドラゴンスクリューをきめた後、グラン浜田をドラゴンスリーパーで捕らえてギブアップ勝ち。
3本勝負としては、
- 最初の1本を藤波組がとられ、
- 2本目を取り返してタイとして、
- 3本目で藤波自身が決着をつけて勝利
というのは、観客のカタルシスという点で言うと、申し分ない。
最後のドラゴンスリーパーをグラン浜田が耐え抜いて、その後、試合が続いたからといって、別に観客は喜ばないだろう。あそこはギブアップしとくのが正解。
それがプロレスというものである。
しかし、藤波自身は5分戦ったかどうかくらいだ。まあ、同世代の長州も天龍も、もう10分を超えるような試合はできなくなってるから、しょうがないか。
試合終了後、全選手リングに上がり、四方向それぞれに向かって、記念撮影タイム。
…うわー、バッテリーが切れてなければ、全選手の写真が撮れたのに。
その後、藤波が挨拶。
…うわー、きっちりこっちむいて挨拶してるよ。バッテリーが切れてなければ、最高の写真が撮れたのに。
挨拶終了後も、すぐにリングを降りた藤波は、控え室に戻らず、客席に下りていって、帰りかけの客と握手したり記念撮影に応じたり。
全部終了してみて、(この団体の未来は厳しい)と思った。藤波が本当に動けなくなってしまった時に、どんな選手が育っていてどんなふうになっているのかがとても心配である。
しかし、とにかくファンを大事にしていかなければという姿勢は非常に強く感じたので、潰れないようにがんばってほしいと思う。
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