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2007/08/06

ギプス

あれは小学4年生の夏休み。

私は、例の小児マヒでまともに動かなくなっていた左脚の腱(アキレス腱だか別の腱だかは定かでない)を延ばす手術を受けた。

左脚だけなのに全身麻酔だった。もし目が覚めなかったら今頃どうなっていたのだろう。

手術は一応成功したものの、「この後ちゃんとリハビリをしないと完全には治らないよ」といわれたのに、まじめにやらなかったので、28年経った今でも治っていない。

で、手術終了後、夏休みが明けしばらく経って、ガチガチに固めていたギプスがようやく取れるというので、午前中だけ授業を受けて、給食をあわてて食べて、午後から母と一緒に病院へ行った。

診察室。お医者さんが、ギプスを外すための電動ノコギリのスイッチを入れた。

キュイン、キュイ~ンッ

高速に回転し、うなりをあげる、直径10センチくらいの電動ノコの丸い刃

恐怖におびえる私にかまわず、先生はギプスに刃を当てた。

 

ギプスが切れていく、あぁ、切れていく。

このまま行ったら、ボクの脚も切れてしまう。

このままやってて、ギプスだけが切れて脚が切れないというのは、理屈に合わない。

うわーッ!!

 

先生的には何の問題もなくギプスは外され、私と母は診察室を出た。

が、その直後、気分が悪くなった私はトイレに駆け込み、直前に食べていた給食のほとんどを吐いた。

 

もちろん左脚は今でもついているのだが、未だに

なぜあれでギプスだけが切れるのかは謎

である。

 

と書いた後、ウィキペディアの「ギプス」によれば、

取り外す時はブレードを振動させてギプスを切る「ギプスカッター」や「ギプス刀」などを使用する。ギプスカッターは振動による摩擦で堅い物を切るものなので、皮膚などの柔らかいものはまず切れない

とのことであるが、目の前であれを見ると、なかなかそうは思えない。

「~まず切れない。」の「まず」も若干気になるし。

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コメント

これから取りに行くところです。
またまた心臓がバコバコしそうなことを教えてくださってありがとうございます。

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