夕方。おとといのTUBEコンサートの様子をMさんに話している最中。
「今日は、市民会館で宝塚の公演(『外伝 ベルサイユのばら -ジェローデル編-』)があるけど、(15日ELT、18日TUBEと続いたから、)さすがに行かない。」
と私が言うと、それが聞こえた某同僚が言う。
「ボクは今から行ってくるよ。」
…そうか、行くのか。
私は、今日は行かない。
で、
TUBEコンサート。
5月18日 松山市民会館 16:35~18:45 満員
15:20に会場に到着。
本来の開場時間は16:00だが、係の人がマイクで言うには、
「ファンクラブ会員の方は、3時半から先行入場できます。」
だそうで、
(そんなに言うほどファンクラブの人がいるのか?)と思ったが、
たくさんいた。100人くらいはいた。
しかも、ネーム入りのはっぴとかTシャツを着た、気合いが入っている人が多い。
客層は、
体格のよい、
タンクトップを着た、
「昔、サーフィンとかやってました」
的な、40代半ばから後半の男性が多い。
16時過ぎに入場後、売店で「TUBEST3」を購入。その後フロアへ入場。
座席は1Fの最後列の1列前の端っこ。
タダ券なので、こんなに後ろでも別にかまわない。
というか、後ろでよかった。
16:30。まだ開演前だが、その時事件は起こった。
1F前方の通路で、はっぴを着た人が立ち上がり、手を挙げて、会場全体にコールを煽り始めたのである。そして皆立ち上がり、コールと手拍子を始めた。
「チューブ(パンパンパン)、チューブ(パンパンパン)」
…すごい。これは、普通、アンコールの時にやることではないのか?
16:35。開演。しかし、いきなりバラードが2曲連続。
ボーカル前田のその後のMCによると、今回のツアーは、ニューアルバムお披露目のツアーではなく、ファンが聴きたい曲をアンケートで答え、その結果、上位に入った曲を中心に構成したとのことである。
(アンケート結果はオフィシャルサイトに掲載中。)
そして、アンケート上位には、アップテンポの曲はあまり入っていなかったそうである。
「TUBEのファンは案外クラいということがわかりました」
とか言っていた。
前半1時間強はナイトサイドと称して、前田曰く「お通夜のような」あるいは「まだ4時半なのに夜中の1時のような」バラード中心の選曲。
後半1時間弱はデイサイドで、アップテンポの曲。
85年の「ベストセラーサマー」から94年の「夏を抱きしめて」までのシングルしか知らない状態で観に行ったので、演った曲で知っている曲は「夏を抱きしめて」しかなかったが、前田の高音と長音がよく出ているのが、3日前の持田が残念だっただけに、いっそう心地よくきこえた。
私の中のベストアクトは、「プロポーズ」。特にその高音部の絶唱の迫力。
あと、MCの途中で、デビュー当時のことを回想して、前田は言った。
前田:「知ってますか?うちのバンドは、昔は、『The TUBE』って、『The』がついてたんですよ。
でも、Theは、アルフィーにあげました。」
こないだアルフィーも観たばかりだったので、ちょっと面白かった。
ちなみに、
The TUBE→TUBE 1986年4月。
ALFEE→THE ALFEE 1986年7月。
である。
知ってる曲がないので、私たちが盛り上がれないのはやむを得ないが、いっぽう、ファンの皆さんは、
踊るわ、跳ねるわ、歌うわ、
で、そりゃもう大盛り上がりさ。
終演後、「本日の公演は終了しました」放送が流れたにもかかわらず、
「チューブ(パンパンパン)、チューブ(パンパンパン)」
…それは5分以上続いていた。
TUBEファンのすごさを見せつけられたライブであった。
最近のコメント