シンクラばんざい
悪意があろうとなかろうと、実習室のPCで客たちがいろんな作業をしていると、月日が経つうちに、それぞれのPCの中身が変わっていってしまい、営業を実行するにあたってきわめてめんどうなことになっていた。
だから、長い休みになったら、定期的に、
- まず1台をクリーンインストールして、
- 必要なソフトを一つずつインストールして、
- 完璧な一台が完成したら、
- 他の50数台の配線を全部外して、ふたを開けて、ハードディスクを取り出して、
- これdo台を使って、1台ずつ、ハードディスクごとコピーして、
- それが終わったら、ハードディスクを取り付けて、ふたを閉めて、配線し直す
ということをしなければならなかった。
あるいは、ちょっと新しいソフトをインストールしてみたいなぁと思ったら、営業の合間を縫って、
- 50数台の電源を一つずつ入れてって、
- ログイン画面になったら、一台ずつ、ユーザー名とパスワードを入力していって、
- 新しいソフトを一台ずつインストールしていって、
- 終わったら一台ずつ電源を切っていく
という作業だった。
かつては、同僚Oさんといっしょにこれらの単純作業に明け暮れていた。
上記2つのうち、前者の、クリーンインストールからのやり直し作業は、2006/7/19~2006/7/27にその記録が残っている。
この間の通算作業時間は30時間5分。
このたびの実習室の整備作業では、50数台のPCにはハードディスクが内蔵されていない。各PCのハードディスクのWindowsを起動させるのではなく、3台のサーバPCに保存されているWindowsのディスクイメージをメモリに読み込んで動かす。これをシンクライアントという。
ということで、
- ある1台だけに必要なソフトを一つずつインストールして、
- 完璧な一台が完成したら、
- サーバ機上で、完璧な一台のディスクイメージを作成
- そのディスクイメージを他の50数台にコピー。
1だけはいろいろ考えなければいけないが、そこからあとの作業は、
マウスクリック、5回くらい。
作業時間は5分。
…。
めちゃめちゃ楽になった。
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