全日本プロレス 上越大会 感想
「目次ページの下にアップする」と、かつて書いたが、そうすると読んでもらえないような気がするので、やっぱり投稿日時を操作するのは、とりあえず、やめにして、北陸の全記事のアップが終わってから、時系列順に上から下へ読めるようにすることにする。
今日のホテルは、
ホテルアルファーワン上越。
到着した時点ではまったく気がつかなかったが、以前の記事にも書いたように、この日の全日本の選手たちもここに泊まっていた。
部屋はシングルだが、かなり広い。しかも 無料で使えるマッサージチェアまで置いてあった。
しばらく部屋にいたあと、4時20分から、会場の上越市厚生北会館へ歩いて行った。
歩いて10分~15分で着く距離。途中、右手に直江津駅がみえた。
写真左は、直江津屋台会館。期間限定で「天地人博」をやっていた。
道路を挟んでその筋向かいが、上越厚生北会館。
写真右の10秒くらい前に、ここから船木が一瞬出てきた。
5000円で指定席券を買ったが、事情により、北の売店側で立ち見。
事前にいろいろあったので、実際の試合開始は17:30くらいからだっただろうか。
- レゲエグループ サンスクリットの歌3曲
- 村山秀幸氏(だと思う)の挨拶
- F4タイム
F4タイムとは、小島の率いるユニット、F4による前説の時間である。
以前から大和ヒロシがやってた(たとえば2008/4/23の松山大会)が、今日もマイクは大和。
今回は、ブードゥーマーダーズから引き抜いたばかりのゾディアックも含めて4人でにぎやかに。
私が立っていた北側は今回、正面の扱いだったのだが、今日の会場は非常に暗いので、R10ではまともな写真がほとんど撮れなかったのが残念。
今回の大会は、ブラックアイ2でも紹介されていた。
船木誠勝が“元祖”アンクルホールドを使ってる~消火器攻撃も体験
◆第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○河野真幸・近藤修司 VS KAI・ 大和ヒロシ×
9分20秒 レフェリーストップ ※飛びつき足取り腕ひしぎ逆十字固め
全日本としては河野を売り出したいようだが、残念ながら、河野はまだまだプロレスが下手。
今回の河野の下手ポイント
- ロープにふられたときに、ちょっと飛び上がるようにして勢いをつけて自分から走っていく。
- 自分が優勢なのに相手を自コーナーにひっぱってこずに、むしろ相手のコーナーに押しやるようにしてから、パートナーにタッチ。敵が遠ざかったのにそこで気づいて、あわててひっぱってきた。
- フィニッシュの飛びつき足取り腕ひしぎ逆十字固めの時に、リング上のどの辺に自分がいるかがわかってないので、回転した時に、相手の大和のカラダの一部がロープにかかったまま。あれってロープブレークじゃないのか?
など。まだまだ修行が必要である。
◆第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
×征矢学 VS ジョー・ドーリング○
8分40秒 デスバレーボム→エビ固め
征矢学(そやまなぶ)の入場テーマ曲は、
「前略、道の上より」(1984)。
「♪ソイヤ、ソイヤ」というかけ声が懐かしいが、
(なんでこの曲かなぁ?)と思ってたら、
ちょうど私のすぐ前に座っていた客が、連れの客に言った。
「名前が『そや』だからこの曲なんだ。」
うん、たぶん、そうや。
…。
試合の感想は、とくにない。
征矢は、いつまでもこの、「頑張ってますけどなかなか勝てません」ポジションでは、ダメだと思う。
ところで、この第2試合のまっ最中。
私のすぐ左後ろのグッズ売り場で、ひとりの女が、最近入ってきたばかりらしい全日本の社員またはバイトの男に対して、
「えー、他のTシャツはぁー?ないのぉ?ネット?ネットだけ?あたし、あのデザインのがよかったなー。…Sサイズってどれくらいの大きさぁ?」
とか、延々しゃべっている。
試合の方は、わりと静かな展開だったので、その女の声は、会場のかなり広い範囲に聞こえていたはずだ。
はっきり言って、かなりうるさい。
あまりにもうっとうしいので、左耳だけiPodでふさいだ。
◆第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔&×カズ・ハヤシ VS 西村修&○ スペル・クレイジー
15分34秒 旋回式パワーボム→エビ固め
相変わらずの西村のムーブがいい感じ。
現ジュニアチャンピオンのカズもやっぱりいい感じだったが、最後にまさかの敗戦で、スリーカウントをとったスペルクレージー、大喜び。
ところで、この第3試合のまっ最中。
私のすぐ左後ろのグッズ売り場で、ひとりの男が、最近入ってきたばかりらしい全日本の社員またはバイトの男に対して、
「ああいう客はまじめに相手しなくていいから。適当にあしらっとけ。他の客の迷惑だろうがっ」
とか、しゃべっている。
ちらっと左後ろを見ると、
レフェリーのボンバー斉藤が、新人クンにお説教していた。
そのあと、ボンバーは売店に立っていたもうひとりの社員の男にも、
「オマエもちゃんと指導しろっ」
とお説教。
第2試合ではかなり不愉快だったが、ボンバーのこのお説教を聞いて、ちゃんと指導してくれているのがわかったので、ちょっと溜飲が下がった。
◆第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○曙&浜亮太VS 鈴木みのる&× MAZADA
12分44秒
ボディプレス→体固め
みのるは今日もどうすれば客が沸くかを考えていた。
自分がリングインしたときに中にいたのが浜だったので、自ら手を叩きながら「あーけぼのっ、あーけぼのっ」と叫んで観客を煽り、それじゃあというんで曙がタッチしてリングインしたとたん、自分はMAZADAにタッチしてリング外へ。
その後、曙と相対したときは、お約束の体当たりもやってみせたが、基本的にはみのるは浜狙い。
パートナーのMAZADAが曙につかまってけっこうピンチであるにもかかわらず、場外で浜をボッコボコにする。
リング上でも、表情はヘラヘラしてるけど、浜のすねに対してピンポイントでローキックの連打。
浜もけっこう頑張ってたけど、
蹴られて痛いときに、普通に痛い顔をしてしまうのが、まだ素人。
結果的には曙の倒れ込みボディープレスでMAZADAが負けたものの、マイクアピールで2人をブタ呼ばわりして、「アジアタッグ、獲れるもんなら獲ってみろ」といいはなって退場。
(ちなみに、20日の時点では強気にこう言っていたみのるだったが、23日の後楽園のアジアタッグ選手権は曙&浜組が奪取した。)
◆第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○小島聡&ゾディアック VS 高山善廣&×NOSAWA論外
14分41秒
ラリアット→体固め
高山は小島のことが嫌いなんだろうなぁとつくづく思う。
プロレスラーっぽくない人の良さとか、プロレスラーだけどもともとプロレスファンだったのでけっこうファン目線でしゃべったりすることがあるのが、小島の魅力の一部だが、それらがいちいち高山には気にくわないものと思われる。
小島の右腕、殺されまくり。
最後は無理やりその右腕のラリアットで勝ったが、
試合終了直後の光景は、明らかに小島組の負け。
◆第6試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
武藤敬司&○船木誠勝&真田聖也
VS TARU&× ヘイト&稔
13分45秒
バックドロップ→体固め
試合前。船木がかつて書いた
の現物をもってきて、船木にカラむTARU。
例によってTARU水を客席にぶちまけて、さんざんアジって、試合が始まったが、そんな彼もまさか自分が船木と試合する日が来るとは思ってなかったらしい。(TARUのブログの9/17付けの記事「ハイブリッド」)
上のTARUのブログには本人の顔写真が載っている。
普通は逃げると思う。
でも、私も彼も美里ファン。
さて、試合の方は
ナマ船木に会場は大熱狂。
他の試合も含めて全体的にノリは非常によかったが、この試合は特に顕著。
「こんな船木初めて見たぁっ」とか興奮しながら言ってる客たちの声も聞こえた。
たしかに。
ヘイトの消火器攻撃を受ける、船木。
稔とヘイトに股を広げられ、TARUのかかと落としを股間に受ける、船木。
1990年前後、こんな船木の姿をだれが想像しただろうか?
最後は、船木のバックドロップでピン。会場熱狂のまま、興行終了。
しかし。
批判されるかもしれないが、あえて言ってしまおう。
- パートナーがピンチの時にカットに入るタイミングがわかってない。
- 乱闘や反則攻撃に弱い。
- 全体的にプロレスの試合の組み立てができておらず技が単発。
- ソバットが的確でない。杉浦や佐野の方が上。
- アンクルホールドも極めきれてない。金本の方が上。
- バックドロップの時の自分の両脚が流れてしまい、美しくない。
1~3はブランクの長さを考えれば仕方がないかもしれない。
が、観客の熱狂は、船木が今後も進歩しないなら、すぐにさめる。
現時点では、
鈴木みのるの「今さらなんでプロレスに戻って来やがった」に始まる船木誠勝への批判は、
100%正しく、
現時点では、
闘いとしてのプロレスにおいて、鈴木みのるが船木誠勝に負ける要素は、
100%ない。
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