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2015/02/18

狂気と凶器のキーボード

なんやかんやで水曜が休日続きだったので、1ヶ月ぶりの客を相手に朝から営業。

 

今日のテーマは、

「エラー検出とエラー訂正、水平パリティの基本的な仕組み」

日常のネット活動ではほとんど意識しないが、それのおかげで無事にデータが受信できている、という話。

 

 

説明を始めてまもなく、話しながらふと床を見ると、そこに…

 

(あー、ゴキブリがいる)

「偶数パリティの場合、あらかじめ決められたビット、例えば4ビットの中に1が何個あるか数えて、奇数個なら1を、偶数個なら0を、その4ビットの直後に追加して…」

 

 

(死んでないけど、動きが鈍いなぁ、寒いからかなぁ)

 

 

「その状態で送信したあと、受信側で1の個数を数えてみて、もし奇数になってたら途中でエラーが起こったということがわかります。」

 

 

(今、こいつにかまってたら、客が騒ぐから、とりあえず説明を続けよう)

 

 

 

私の説明は続く。

「しかし、水平パリティの場合、『エラーが起こったということ』はわかるけど、『どこがエラーなのか』はわかりません」

 

 

(さあ、なんか殺すための道具ないかなぁ。)

 

 

「なぜなら、たとえば『0010』というデータを送信しようとして、1が1個だからパリティビットとして1を追加して『00101』を送信したとして、受信側で『00100』になってたら、1が1個しかなくて奇数だから、なんかおかしいというのはわかるけど…」

 

 

(あ、ここに、壊れたキーボードがあるぞ)

 

 

「元のデータには1が偶数個あるということしかわかってないから、、『01001』かもしれないし、『00101』かもしれないし、『00011』かもしれないし、『11101』かも(以下省略)」

 

 

 

(よし、準備はできた。営業時間の終わりころまで待とう)

相変わらずゴキブリは、とある客が座っている席の後方20cmくらいのところでほぼじっとしている。

 

 

 

 

説明が終わり、客たちが演習問題を解き終わり、しばらくたって私は言った。

 

「はい皆さんいいですか。今、この部屋にはゴキブリがいまーす」

 

ザワザワ。

 

「今から私は闘うけど、びっくりしないでね。自由にしてていいですよ」

 

 

そして皆が見ている中、私はキーボードを床に振り下ろした。

 

バシッ、バシッ、バシツ!!

 

 

しかし3回叩いたくらいでは死んでない。

さらに、激しく十数回、キーボードを打ちつけた。

 

 

衝撃で飛び散るキートップたち。

頭が潰れ、ようやく死んだらしいゴキブリ。

 

 

キーボードを何度も振り下ろす私の勢いに狂気を感じたらしい客たちは、やや引き気味。

 

 

 

 

いや、しかし、

たとえそれが何であれ、

いったん持ったら攻撃するための道具にするのは、

ブッチャーのフォーク(1977年オープンタッグ選手権)以来の、伝統。

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