11日(火)
帰宅後、なんとなく番組表を眺めていたら、
TBS新春大型時代劇スペシャル「織田信長」
というのをやっていたので、録った。
18時からの放送だったが、残念ながら気づいたのが遅かったので、19時過ぎからしか録れなかった。
本放送は1989年1月1日なので、ほぼ30年前ということになる。
ウィキペディアの同項目の記事によると、史実とはずいぶん違う部分もあったようだし、
本編のラストが、
安土城の中でみんなの前で信長が敦盛を舞っているシーン
(NHK大河の竹中直人の「秀吉」のラストも、同じような雰囲気の秀吉が舞うシーンで終わったはず)
だったとか、細かいことを言えばいろいろあったが、全体的には面白かった。
キャストも豪華だが、何せ30年前のドラマなのでその意味では時代を感じる。
あるいは、
私が子どもの時に各種の特撮や独眼竜政宗やその他いろんなテレビを視すぎているせいで、
いろいろ間違った印象で見てしまう。

朝倉攻めの真っ最中の信長と家康だが、
独眼竜政宗のときは義理の親子だったので、どうしても、真田広之が家康に見えない。
(2018/08/08 家康さんが亡くなった)

根津甚八が浅井長政で、加納みゆきがお市だが、
とくに根津甚八の長政には違和感。
なんとなくのイメージでいえば、真田広之が長政で根津甚八が家康のほうが、しっくりくる。
そして、根津さんは既に亡くなり、加納さんは随分前に女優をやめたらしい。

長政の父の久政は、丹波哲郎。
丹波哲郎は、帽子かぶってコートを着て他の人達と一緒に横一列になって歩いている人である。

信長の服装がいわゆる信長独自スタイルになっているのでほんとうは納得しなければならないが、
しかし、渡辺謙が武将の姿であるにもかかわらず右目に眼帯がないことに、やっぱり違和感。
そして、篠田三郎は明智光秀だが、これもあんまり光秀な感じがしない。
もちろん、劇中で「タロウっ」と叫んだりもしない。

斎藤道三と義龍の父子の争いのくだり。
道三は松方弘樹、重臣の堀田道空は長門裕之。
安定感と重厚感。

義龍からの伝言を道三に伝える武将は長井隼人というらしい。
演じているのは、画面を見なくても声だけでわかった、宮内洋。
彼の武将姿にはかなりの違和感。
もちろん、V3にもアオレンジャーにもズバットにもビッグワンにも変身はしない。

もうひとり、声だけでわかったのが、物語終盤ででてきた、お市の侍女役の、南田洋子。
そしてこのドラマのナレーターは緒形拳。
この30年間で亡くなった名優のなんと多いことよ。
平成が終わる。
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