BLONDEが好きな人と、LIARが好きな私
今日はこんな記事を読んで激しく同意したので、引用してみる。
ミッツ・マングローブ「『中森明菜愛』に仲間なんていらない?」
「中森明菜さんの曲で何がいちばん好きですか?」という質問が苦手です。しかし苦手な質問に限ってよく訊かれるのが世の中というもの。むしろ訊かれ過ぎて苦手になったのかもしれません。苦手な理由(1)質問として短絡的過ぎる。(2)他人に教えるのが恥ずかしい。(3)以前あまりにもしつこいので「『BLONDE』(87年のシングル)です」と答えたら「そんな曲知らない」と言われた。なので私も、インタビューや対談をする際には、相手にこのような質問をしないよう気をつけています。
ちなみに私は中学の頃、毎週「中森明菜ベストテン」なるプライベートランキングを記録していました。それぐらい真剣かつ病的に「中森明菜」という歌手と向き合い続けてきたオカマに、そんな軽はずみに「ズバリいちばん好きな曲は?」などと訊いてこないで頂戴! ましてや『BLONDE』を、「知らない」の一言で片付けてしまうような人と明菜話なんかしてたまるもんですか! 周りのスタッフは「適当に『ミ・アモーレ』とか『DESIRE』とか、誰でも知っていそうな曲を挙げといたら?」と進言してきますが、そんな無責任な仕事はできません。結果、面倒臭い人と思われる。ふん!
まったくもってよくわかる話である。
河合奈保子さんで言えば、
懐メロ番組のVTRで彼女が映る時は、毎度毎度「スマイル・フォー・ミー」しか出てこないのだが、
いや、ファン的には、
「ハーフムーン・セレナーデ」とか「唇のプライバシー」とか「ジェラス・トレイン」とか、
歌唱力の高さを存分に発揮している曲が他にもいろいろあるぞと思う。
中森明菜さんで言えば、
「BLONDE」ももちろんよく知っている曲だが
私が一番好きなのは「LIAR」(89年のシングル)で、
その次が「二人静 -『天河伝説殺人事件』」より」(91年のシングル)で、
その次が「予感」(85年のアルバム「BITTER AND SWEET」収録)
である。
しかし知らない人はまぁ全く知らないのであろう。
雑な質問は、したくもされたくもないものである。
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