じわじわと仕事が増えてきた上に、実習室のトラブルも改善していない。
そしてまた今年も、私が一番嫌いな3月が来る。
仕事が増えてくると、
いつだれと何をしゃべったかわからなくなり、
斜視になっている時間帯が増える。
時刻不明。
仕事の話が一段落した後で、
私:「ニュージャパンカップがもうすぐ始まるから、優勝予想しよう」
どーたらこーたら。
そして、
W:「Hくんは評論家っぽいところがあって、後藤とYOSHI-HASHIを一緒にして、2人ともだめだって言うけど、それはちょっと。」
たしかに、Hくんは、君は新日本のオフィスの人か?とツッコみたくなるような言い方をすることが結構ある。
単なる一ファンなのだが。
私は昔なら見なかったような団体も含めて全部受け入れるようになっているし、
Wくんの中邑真輔推しもはっきりしているが、
Hくんはまだ、いろいろとダメ出ししたい年頃である。
ただ、
私:「Hくんは確かに評論家っぽいけど、興味ない人が見たら、君も僕もHくんも一緒やけどな」
ちなみに、ニュージャパンカップの私の予想は、決勝戦が石井VS飯伏で、飯伏が優勝。
というわけで、一年中、なんのかんのプロレスの話が尽きない我々であった。
昼食時。
Kくんが言った。
K:「Yさんの机の上に置いてあるウルトラセブンの週めくりの怪獣って、出てくる順なんですか?」
私:「先のことは考えたくないからあんまり見てないけど、多分そうやと思う」
K:「じゃあ、最後はパンドンですか?」
実際にはカレンダーの最後はウルトラセブンだったが、放映話の最後に出てきた怪獣はたしかにパンドン。
私:「よく知ってるね。まぁパンドンのフィギュア持ってる俺もどうかとは思うけど」
そして、そこにいたMくんが言った。
M:「パンドンって、あのムックを硬くしたようなやつですよね」
私:「そうそう…辛子明太子みたいなって、そうか、ムックを硬くするのか。そのたとえ、絶妙やな」
彼らは私より20歳年下であり、
ウルトラセブンは50年以上前の特撮なのに、
よく話が通じたものである。
夕方。
相変わらず、ログインするのに30分も40分もかかる実習室のパソコンだが、
とある客が、
ログイン待ちの間に強制電源断すれば次はすばやくログインできる
という、当座のしのぎ方を教えてくれたので、それによって、十数人の客が各自の作業を開始した。
今年も4課の客に対して、
自分が好きなことをテーマにしたWebページを作ってみよう
という講座をやっている。
その4課の客のひとりが、今日も来ていて、私に言った。
S:「(Web作品提出済みの)この人がやっているみたいに、音声を流せるようにしたいです」
itunesストアの試聴ができるように、組み込みたいらしい。
そして、彼女が作っているページのテーマは、
斉藤由貴さん。
講師機を使って、
ブログで試聴できるiTunesアフィリエイトリンクの作り方
AppHtmlブックマークレット・メーカー
について設定と説明をした。
彼女は一を聞けば十を知る人なので、私の説明をすぐに理解して、自分で曲を検索しはじめた。
私が、他の客へのHTMLとCSSの説明をした後で戻ってくると、
すでに何曲か、自分の好きな曲のコードをコピペしていた。
「『卒業』は基本です」とか言いつつも、「予感」とか「MAY」とか、非常によいところをつく選曲。
そして、彼女は「かなしいことり」と入力した。
が、検索結果が出なかったので、私は言った。
私:「『アクシア』のほうがいいんじゃないかなぁ」
S:「あ、小文字で入力したけど大丈夫ですか?」
私:「おぉ、話が通じてる」
こんな話が通じるとは。
斉藤由貴さんのデビューは私が高1のときであり、
私と彼女とは30歳以上年の差があるのだが。
アイドルとしての斉藤由貴さんを理解できる若い人と話ができて、大変楽しかった。
AXIA ~かなしいことり~ 斉藤由貴
2008/03/12 ¥250